黄檗宗に伝わる、中国風の精進料理。
「普茶(ふちゃ)料理」は、隠元禅師をはじめとする黄檗宗の中国僧が日本にもたらした中国風の精進料理です。精進料理は大きく「高野・永平寺・大徳寺・黄檗」に分かれ、その中で黄檗は植物油を巧みに用いることなどに特色があります。
名称は「普(あまね)く衆に茶を供する」に由来し、行事の協議や法要後の茶礼・謝茶とともに、四季の野菜を供え・下げ・皆でいただくところに本質があります。

生/煮る/焼く/揚げる/蒸すの五つの調理法を組み合わせ、素材の力を引き出します。

塩・甘・酸・辛・苦の調和。油の使い方も中国風の要点です。

赤・青(緑)・黄・白・黒を配し、目にも鮮やかな一汁多菜を目指します。
【雲片】は、野菜の切れ端を炒めて餡(あん)でととのえる調理法。材料を余すところなく使い切る、普茶料理の心を象徴する一品です。作り手は細やかな心で手を尽くし、いただく側は感謝の心で受け取る——日常そのものが仏道の修行であることを気づかせてくれます。

五色を意識した盛付。

昆布・椎茸の旨味。

植物油を活かした一皿。

余さず活かす普茶の心。
※写真はイメージです。内容は季節・行事により異なります。
普茶料理は行事や法要の謝茶として扱うのが本来の形です。ご提供の可否・内容は季節や予定によって異なります。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。